非現実性のクオリア -創作物の現実と非現実の境界- ガールズラジオデイズというコンテンツから考える
ガールズ ラジオ デイズ、通称ガルラジ。若手声優達が繰り広げるキャラクターウェブラジオで、以下公式サイトからイントロダクションを引用させていただく。
「ガールズ ラジオ デイズ」(ガルラジ)は、地方で暮らすごく普通の女の子たちが、
ふとしたきっかけでラジオ番組を自主運営することになる——。
そんな彼女たちの日常と番組制作に悪戦苦闘する姿を描いた青春物語です。
愛知県・岡崎、静岡県・富士川、山梨県・双葉、石川県・徳光、三重県・御在所と、
実在する5つの高速道路のサービスエリアが、彼女たちの拠点=スタジオ。
13人5つのチームが、個性豊かに物語を展開していきます。
現在1期とされている全6回のうち2つのチームは5回まで放送されている。公式アプリからいつでもアーカイブが無料で聞くことができる状態にあり、自分は5チームのうち3チームの第4回まで追いついた。
ガルラジの細かな内容については各自検索して頂き諸先輩方のエントリを漁っていただければ幸いである。
身近な人々がガルラジにハマると何故か筆を執らずにはいられなくなるようで、自分も例外ではなく筆を執ってしまっている。
で、だ。今回は普段見ているアニメや漫画、話題であるvtuberなど、所謂オタクコンテンツと向き合う時に何気なく意識せず感じているであろう
創作物に対する"現実"と"非現実"の認識と、それによりどのようなコンテンツへの感情を及ぼすのか
という事に焦点を絞って語ってみたい。
※ガルラジについてのネタバレがありますので気にする方はブラウザバック推奨です
続きを読む
話数単位で選ぶ、2018年TVアニメ10選
アニメコンテンツにおいてTwitterで勝手に一方的に懇意にさせてもらっているフォロワーさんが、面白そうな企画に参加していたので私もやってみようと思います。
新米小僧の見習日記 さんが企画されている年末TVアニメまとめエントリで、ルールがあります。
ルール
・2018年1月1日~12月31日までに放送されたTVアニメ(再放送を除く)から選定。
・1作品につき上限1話。
・順位は付けない。
私はプラスして2018年アニメ総括としてもこのエントリをまとめさせていただこうと思います。ネタバレ有りなので注意!
--------------------------------------------------------------------------------
1,魔法使いの嫁 #15 「There is no place like home.」
2,ひそねとまそたん 第11話「モンパルナスの空とクズ女」
3,宇宙よりも遠い場所 STAGE10 「パーシャル友情」
4,ハイスコアガール ROUND3
5,ヤマノススメ サードシーズン 第4話 「クラスメイトと遊ぼう!」
6.刀使ノ巫女 波乱編 第21話「雷神の剣」
7,ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。 第6話「9センチ分の。/閣下の秘密。」
8,やがて君になる 第6話「言葉は閉じ込めて/言葉で閉じ込めて」
9,アニマエール! 第9話 「部長決定!5人のチア」
10,色づく世界の明日から 第13話 「色づく世界の明日から」
--------------------------------------------------------------------------------
1,魔法使いの嫁 #15「There is no place like home.」
エリアスの家に住む家事妖精のシルキー回。寡黙で家事をしっかりこなすがエリアスとチセが【銀の君】と呼ぶように可憐な見た目をしている妖精。2018年ほとんどしゃべらない最高のヒロインその1。
全体的に暗い雰囲気のある当作品において僕たちがホッと安心できる存在の一人。数ヶ月ぶりにチセと再開したシルキーの笑顔だけでご飯3杯イケます。
--------------------------------------------------------------------------------
2,ひそねとまそたん 第11話 「モンパルナスの空とクズ女」
2018・釘宮理恵・ベストワークス。主人公たちの上官という大人の女性役をあの釘宮理恵がやっているだけで涙が出る。冷静沈着、しっかりとした自衛官の鏡のような役を演じてきたが、過去自分がDパイになれなかったことに対する思いと、Dパイに選ばれたのにも関わらず自らOTFから降りることを選んだひそねへの気持ちが爆発してしまい、感情を顕にし激昂する柿保飛行班長を見事に演じきった釘宮理恵には頭が上がらない。現時点で『楽園追放-Expelled from Paradise-』のアンジェラ・バルザックを超えて釘宮理恵ベスト。
--------------------------------------------------------------------------------
3,宇宙よりも遠い場所 STAGE10 「パーシャル友情」
2018年はよりもいの年でした。多くの方々がベストアニメに選ぶ中私はこの回を選出。
結月回。彼女はタレントという仕事故に”友達”を作れない過去を持つ。私達視聴者からは女子高生観測員の4人は既に普通から大きく飛び越えた友情に至っていることは明白なのだが、結月は友達になるには目に見える何かが必要だと思いこんでいる。そんな彼女の悩みを解決するのは4人の中で最・天衣無縫であるキマリだった。
「わっかんないんだよねぇ」と泣きながら結月に抱きかかるキマリと理解できない故に複雑な表情をする結月がよりもい・ベスト・シーン。共感、とまではいかなくても何か心の琴線に触れる2018年アニメ名シーンでした。
本当によりもいはOPアニメも一級品で、キマリが世界をひっくり返すところから始まり、テニスの選手がカメラにサインするような演出も大好きで本当に大好きなアニメOPです。
--------------------------------------------------------------------------------
4,ハイスコアガール ROUND3
2018・ベスト・泣き・作画。
2018年純愛アニメの金字塔ことハイスコアガール。ちょうど世間がe-sportsで盛り上がって、私も1年前くらいからストVの観戦をちょくちょくしているので楽しみにしていたタイトル。
J.C.STAFFとは思えない安定感、フルCGアニメーションではあるが毎話原画を監督の山川吉樹が一人で担当するなど様々な話題があるが、この3話はヒロインの大野晶が主人公との別れのシーンで「SHIROBAKO」のえくそだすっ!の泣き作画リテイク回を思い出させる表情をする。顔はぐしゃぐしゃ鼻水ダラダラの最高の泣き作画が見られる。2018年ほとんとしゃべらない最高のヒロインその2。
2018年は百合作品の台頭により、恋愛作品の心情や演出の複雑化が顕著に見えた気がするが、綺麗な三角関係を描いたハイスコアガールには相当やられた。来年のOVAも楽しみな一作。
--------------------------------------------------------------------------------
5,ヤマノススメ サードシーズン 第4話「クラスメイトと遊ぼう!」
2018・ベスト・オブ・ベスト・作画回。
聡明なアニメファンの方々には説明する必要なしの作画回。
あの松本憲生が一人原画を担当した2018年屈指の作画。2018年いちばん見た。
というかヤマノススメに出会えてよかった。ありがとう。エイトビットはすごい。
とはいえ内容もあおいが少しずつ人間としても成長を重ねる大切な回。みおゆりかすみあおいひなたがカラオケで盛り上がるシーンは涙なしには見られない…
--------------------------------------------------------------------------------
6,刀使ノ巫女 波乱編 第21話「雷神の剣」
衛藤可奈美の真実が垣間見えた回。”夢の中で最強の刀使(若い頃の母親)と戦い続けることができる”という能力は土塚理弘作の漫画『マテリアル・パズル』の主人公3人を彷彿とさせて個人的に胸熱な設定だった。
夢の中の記憶が無いとはいえ、現時点で作中最強の刀使であることは自分の力量故に否応なく気づいていた可奈美が、世界平和をかけた瞬間に己の夢である”強い刀使と刃を交えたい”と天秤にかけた(周りにはそう見えた)瞬間の表情をこう見せてくるかという、主人公にありがちなただ優しいキャラクターじゃない、歪んだ感情を持つ、衛藤可奈美を魅力的な人間に昇華した素晴らしい演出だった。
--------------------------------------------------------------------------------
7,ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。第6話「9センチ分の。/閣下の秘密。」
2018・ベスト・ヒール・作画。
明らかにヒール(靴)に異常なまでの偏愛があるスタッフが居ることを1話から彷彿とさせるカットに視聴を決めた作品。この6話ではなんとヒールが折れます!これはアニメ史に残る名作になるのでは!?(クソ適当言ってますが)
ベルゼブブ閣下もヒールがあると気持ちがシャンとして良いって言っていて僕もシャンとしてしまいました。これは良いガンガンアニメ!ありがとうライデンフィルム!(なおはねバド!は…)
--------------------------------------------------------------------------------
8,やがて君になる 第6話 「言葉は閉じ込めて/言葉で閉じ込めて」
2018年はリズと青い鳥のおかげで青い花に出会い、少しずづ百合作品へ近づいていった年でした。その中でも変わった作風の作品。
アイキャッチから始まる後半が問題(?)のシーン。七海燈子の闇が見える。
川で飛び石ならたまこラブストーリーだが、あの作品では男女関係・告白・逃げ出すの一連の流れだが、こちらは女同士・好きにならない・近づくという真逆のシーンになっている。
(表面上)好きにならないことで一緒に居ることができる歪な関係をスタートさせた記念すべき一話。ただ、小糸侑は諦めない!彼女には成し遂げたいことがあるから!なのだが…
--------------------------------------------------------------------------------
9,アニマエール! 第9話 「部長決定!5人のチア」
2018・ベスト・オブ・好きな女いる・アニメ。
牛久花和がめちゃ好き。おっぱいがデカいよね。でも一目惚れだから全部好き。
そんな牛久花和が入部して5人になり同好会から部活へステップアップ!とにかく牛久花和かわいい。そんな中、宇希の弟のサッカー少年団の応援をすることになる。宇希の弟は第二次性徴期あたりで女子に反感を持っているようで、チアリーディングをしているなんていったらもう大変。そんな弟に当日まで切り出すことができない宇希だが、前日にふとしたきっかけで弟からチアの悪口を言われてしまい怒ってしまう。
当日になって神ノ木高校チア部として宇希が登場。一生懸命応援する姉をみて、心を動かされ自分の有り様を見つめ直す。とこんなストーリー。
こういった所謂日常系アニメであっても、受容の物語をしっかりと描いている今作、それのみならず多くのアニメーションが受容の物語を表現していることに改めて気づくことができ、これからもアニメを愛していきたいと再確認できる素晴らしい回だった。だからアニメは救いなんだ。
--------------------------------------------------------------------------------
10,色づく世界の明日から 第13話「色づく世界の明日から」
これは人の尊厳を取り戻す物語。P.A.WORKSといえば切ない恋愛作品を作るのが得意な会社である印象があるが、その実同時にどこか欠けている人間が何かを取り戻し生きていく作品でもあった。
今作も未来から来た瞳美と過去にいた唯翔が出会い、欠けた思いをお互いに埋めあって世界の色を取り戻していくさまを美しい美術と音楽が表現するP.A.WORKSらしい静かでとても綺麗な作品に仕上がっていた。
60年後にもどった瞳美が「幸せだった」というシーンは感涙モノ。60年間宝物だった思いを仕舞い続けた琥珀の心境を考えるとさらに涙が…
--------------------------------------------------------------------------------
2018年は本当に面白いアニメが多くて忙しい年でした。特に2018秋アニメは名作揃いで人生で初めて1クール10本以上見てしまうほど楽しいクールになりました。
特にオリジナルアニメの攻勢がものすごく、”よりもい”を筆頭にここ載せていないものだと"あかねさす少女"や"ソラとウミのアイダ"等粒ぞろいで選ぶのが大変でしたがこのような結果に。
筆者は静かなアニメが好きなのですが、今回の10選でも静かなアニメが多くて本当に良い年だったなと思いました。
この”話数単位で選ぶ、2018年TVアニメ10選”とは趣旨に反しますが、今年見た過去のアニメとして本当に好きだった1話だけ紹介させていただこうと思います。
--------------------------------------------------------------------------------
番外編,●REC Take10 「いつも二人で」
花見沢Q太郎原作のアニメ。制作はSHAFT。15分アニメで全10話。
原作はちょっとエッチなラブコメなのだが、SHAFTがうまい具合に”あの頃”を思い出させる独特のエロゲー原作アニメの風味を香り立たせている。声優志望、ヒロインの恩田赤に出会えて本当に良かったと思わせてくれる。
最終話、声優として順風満帆の恩田赤とは対象的にうまくいかない松丸。そのせいか赤に八つ当たりしてしまい、一時は別れそうになってしまう。仲直りした夜を超え、朝方の色の薄い陽の光に照らされたビル街を歩くシーンが本当に静かで綺麗で……………
人生のオールタイム・ベストに入る名作だった。
傘木希美は聖人だったか?(映画 リズと青い鳥 感想)
映画「リズと青い鳥」を観に、6度劇場へ足を運んだ。そして、原作である「響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章」も読んだ、勢いで。それを踏まえた上で リズと青い鳥 について想いを吐露しようと思う。
ネタバレ含むので苦手な方はご遠慮ください。
続きを読む
東北シクロクロスシリーズ 第1戦 さがえラウンド
今季2戦目、山形で行われた東北シクロクロスシリーズ さがえラウンドのレポートです。
参加レース : 2017/10/29 東北シクロクロスシリーズ 第1戦 さがえラウンド C4 08:10~
リザルト : C4 6/27位 22% +2:15
コースコンディション : 13℃、雨、ぬかるんだ芝生、水溜り、重い泥
使用バイク : All-City Cycle Nature Boy Disk
タイヤ : IRC SERAC CX TUBELESS 32c
空気圧 : F1.6 R1.6
ギア比 : F44 x R22 = 2.0
ウェア : Bioracer シクロクロススキンスーツ、Patagonia キャプリーン midweight クルーネック
心拍数 : Max 173bpm、Avg155bpm
さがえは昨シーズンも走ったので2度目、最近の日本UCIレースではお馴染み(?)の直線が多いパワーコースです。そして空からは強めの雨。さらにパワーやプッシュ力が要求されるコンディションでした。
さがえは車で1時間半程度の場所だったので当日移動。4時に起床、6時半過ぎには会場到着。今回はC4が朝イチのレースなので、ローラーアップからの試走にしました。
昨年の経験上アップをしっかりしないと駄目な体質なので、ローラーはなるべく回していくスケジューリングにしています。
前回の前橋で大失敗したのでタイヤはノーマルシラクで。泥コンディションではありますが、朝イチなのでそこまで路面も掘られないだろうというのと落とし過ぎても攻められないと思い空気圧は前後1.6bar。
試走で昨年よりもコースが楽になっていることが確認できたので気が楽になりました。
スタート前なのに覇気の無い真ん中の黄色いヘルメットが自分
レースは最後尾、4列目スタート。いい加減シクロクロスはスタート大事なのが分かってきたので、落ち着いてラインを選択しながらのもがきでかなりジャンプアップ。
この時点で8位ほど、瞬間最大ケイデンスは174!SSCXならではですね。
しかし心拍が上がらない?心拍計の異常っぽいですが、嫌な感じです、それに加えて胸周りの圧迫感が有り、これはインナーのチョイスなのか、それとも脚の攣り対策に服用したツムラの68番(芍薬甘草湯)のせいなのか?
ちょっと分かりませんでしたが、レースへの使用はもう少し考える必要があるようです。
あまりに苦しいのでジップを開けると多少楽になったので、スキンスーツ内のインナーはホントに薄手の、モンベルジオラインL.Wのようなものの方がベストかもしれません。
それかスキンスーツのワンサイズアップ(XS→S)。
レースの方は一周目で6位まで上がり、追走集団のパックに付きますが、2週目中盤から遅れてしまい残りは順位維持の一人旅。
走りに関しては落車もなく、キャンバーや登りもこなせていたので、明らかなパワーと持久力不足が浮き彫りになった形でした。
結局1位とは2分差、5位の選手とも1分差なので、6位とは言えそこにはかなりの差がある結果でした。
ただ、スタートダッシュの成功と着実なテクニックの向上-コーナリングの際にリーンインを意識して重心のとり方やバイクを起こしつつ、ブレーキを当て効きさせペダリングしながら曲がっていく-等、実感出来ているので、腐らず焦らずで。
突然のお誘いだったにも関わらず駆けつけてくれた&カメラマンになっていただいた本間さん、ありがとうございました!
Photo:@bookcracker1978
前橋シクロクロス 2017-2018 第一戦 岩神緑地 (シーズン開幕戦)
oversky!
2017-2018クロスシーズン開幕戦、群馬県は前橋市で開催された前橋シクロクロスに参戦してきました。
参加レース : 前橋シクロクロス 2017-2018 第一戦 岩神緑地 C4B 14:50~
リザルト : C4B 32/42位 74% +5:59
コースコンディション : 16℃、雨、ぬかるんだ芝生、水溜り、重い泥
使用バイク : All-City Cycle Nature Boy Disk
タイヤ : Panaracer グラベルキング SK 40c
空気圧 : F1.6 R1.8
ギア比 : F44 x R22 = 2.0
ウェア : Bioracer シクロクロススキンスーツ、ノースリーブインナー
心拍数 : Max 179bpm、Avg167bpm
この日は生憎の雨。ですがクロッサーとしては嬉しい?雨。
昨シーズンからシクロクロスを走っていますが、初のマッドコンディションにテンションが上がります。
前泊で前橋入り、近くのネットカフェに23時前到着し体を休めます。ただあまり寝れませんでした。
コースオープン6時に合わせ到着、着替えを済ませ試走に入ります。試走時はまだ雨も降っていなく、全体を3周ほど、初体験のパンプセクションを何度も乗りシーズンインの感触を確かめます。
最終出走なので試走を1時間ほどで切り上げると、雨。深くなっていく泥。これはいいレースになるぞ、とワクワク。
他に参加している初めて会うCYCLE WITCHESの面々と顔合わせや、東北シクロクロスで顔馴染みのクロッサーを応援。これもシクロクロスの楽しみの一つ。折角遠出して来ているので楽しみきります。
雨で急いで食べたので写真無いですが美味しいカレーも食べ、女子シクロクロッサーの多さに驚きながらも癒され、群馬に住んでいる古い友人と久しぶりに再開し感動しながら、そんなこんなでレースです。
午後の試走はスキップ。C1ライダーの走りを観ながら路面をチェックしました。
かなりマッドになっていたのでスパイクを装着しランにそなえます。
試走をスキップした代わりに、体を冷やさず鈍らせないようにローラーでアップを入念に行いました。今年からfeedback sports portable bike trainerを導入したので、SSCXでも問題なくアップできます。負荷もついているので毎日のトレーニングにも便利です。
スタートは5列目一番右、開幕なのではやる気持ちを抑え丁寧にスタートしました。
スタート直後に凹凸路面で落車が発生しましたが左の方なのでスルー、階段を登り、落ち着いてリマウントし乗っていきます。ここまでは良かったのですが、その後のドロップオフで下りきった所が渋滞していて慌ててブレーキをかけるとそのまま前転一回転をメイク。クロッサーの扉をまた一つ開いた気がしました。
幸いにもダメージは少なくすぐ起き上がりましたが、気持ちが少し焦ったと、40cでタイヤサイズが大きいとは言えやはりグラベルキングSKではマッド路面に対応できず、ヘアピンで大きくペースを落としてしまいます。かと言ってストレートでもタイヤが空転してしまい、マッド路面の難しさ、テクニックの無さを痛感。
昨シーズンが終わってからロードで乗り込んでベースを鍛えてきましたが、今日のようなテクニックの重要なコースでは全く歯が立たない事を知りました。
シケイン後の丘登りでは降りを選択しスパイクを着けたため問題なく登れましたが、その後のパンプトラックや林を抜けた後の急なカーブが多いセクションでは全くスピードに乗れず大ブレーキ。
それでもこれ以上順位を落とさず落ち着いて丁寧にと考えていたのですが、3週目の階段前の段差の衝撃で両脚のももがつるというアクシデントでストップしてしまいました。なんとか走り出すもももを庇いながらで良いところ無くゴール。32位という結果に。
内容はタイヤチョイスミス、テクニックの無さ、前転、もものつりなどいいところ無く、課題の多い内容となってしまいましたが、何故かとても楽しかった!思うようにバイクも進めずドロップオフでは毎回落車したのに何故なのかはわかりませんが、泥レースは間違いなく楽しい。撮ってもらった写真も笑顔が多く物語ってくれています。それだけでもいい経験になりました。
勿論レースに絡めずただ楽しむよりも、レースで勝ってより楽しみたいので、これからも精進していきます。
ウィッチの皆さんや最後まで居てくれてサポートしてくれたはねさん、久しぶりにも関わらず変わらず接してくれてイケてる写真をくれたくるすおじさん、そしてこの楽しいレースを開催ているCycleclub.jpの皆さん、ありがとうございました。また来年も来たい、そう思えたレースでした。
後、自分口呼吸好きっぽい(撮ってもらった写真大体口空いてる)。
Photo :@crussfire & @hane0505
TOHOKU CX Project 2016 第4戦 SUGOラウンド
2016-2017シーズン東北CX最終戦、菅生(かんなまじゃないよ)にあるスポーツランドSUGOにて行われたレースレポートです。
------------------------------
5:45起床、ミニアンパン5つとコーヒーを流し込み、苦手なコンタクトレンズを装着。早めに着けられたので今日は行けるか?なんて思いながら支度。
途中で牛丼並と味噌汁補給、HRバンド忘れることに気づくがそのまま会場に向かう。
スポーツランドSUGOに到着し受付を済ませ試走を3周程。
路面はドライ、しかしギア比を1.9に変更したがやはり土手は登れず、
土手~忍者返し~ルクセンブルグよろしく下りキャンバーを何度か乗車チャレンジするも無理と判断し担ぎ決め打ち。
もう一つの斜めキャンバーも乗車チャレンジするも難しかったので降りを決意、ここは今後の課題か。
空気圧は最初1.8barにセットするもスピード乗らずで2.0barにアップした。
スタートは3列目中ほど。今回スパイクを導入したためペダルキャッチに若干違和感あったので、やはりスタートでもたついてしまった。
第一コーナーで渋滞していたが後方だったので落ち着いて交わしていく、この時点で後ろから数えて13人目程。
何時もだが一周目に力みすぎている気がする?中ダレするのは体力の問題かペースの問題か。
他の選手が軽いギアで土手登りしていく脇で決め打ち担ぎ、鬼下りキャンバーでもたつく選手もいる中ここで4〜5人パス。
後は兎に角踏む!ここ半年ローラーを3500km踏んだ脚で目一杯。は踏めていないか………(レース後の疲労感的に)
今回は下ハンも多用し、直線では上半身も使ってグイグイ踏んで行った。ハンドルをギシギシ言わせてペダルを踏み抜いていくのは快感がある。
2週目で残り「3」のラップ表示、5周回なのだが何故か勘違いし4周?と思い込み、途中見事に集中切れ黄金のタレかます。
が、4周目からHunterCyclesを駆る選手とパックになりしのぎを削りながら気力は復活、斜めキャンバーでパスされるがゴール前の舗装路にてケイデンス178で抜く!
ラストラップでもこれなら抜けると確信しつつも引き離しにかかるがなかなか離れない、やはり辛いのは自分も相手も同じか。
ラストの斜めキャンバー、なんとここで自分コケる、そのせいで詰まったHunterCycles氏の「まじかよー」を聞きつつすんません!!!と放ちそのまま前を走る。
しかしここで気を抜くなかれ、追いつかれそうになるも踏む!踏む!踏む!ギアは変わらねんだ踏むしか無いわけでその点SSCXは楽ちんである。馬鹿の乗り物!踏めればの話だが。
そして辛くもそのままゴール。11/36で今期最高位。少しずつ自脚ついてきたか?このまま来週の茨城最終戦城里町ふれあいの里で目標はシングル順位!
コーナー立ち上がりで全モガキはちょっとまだ無理なので来季の目標で………
------------------------------
応援に来てくれたKK CYCLE friends、TOHOKU CX Project主催の皆様、争ったHunterCyclesの選手、お疲れ様でした、ありがとうございました。
辛い顔ばかりの写真だったので今度からは笑顔作っときます。
(写真について問題のある際はご連絡下さい。)
Photo:kathnzw