―何一つ失わずにVを愛でるのは不可能― #ぶいめで 【周防パトラさんとしいたけの場合】〈音楽系Vtuber編〉
こんばんわんわん!イイねね…………………………………………………………………………………………………………………です。
昔ちょっとだけ見てたけど最近急激にVtuberにハマったので空白の期間を埋めるためにはどうしたらイイのか?って考えてたら「歳月を費やしてきたVtuberオタクにインタビューしたらコンテクストを得られるな」って気づいたのでVtuberオタクのフォロワーにインタビューしてみようっていう企画初めます!タイトルは
―何一つ失わずにVを愛でるのは不可能―
です!ハッシュタグは #ぶいめで !
記念すべき第一回はハニーストラップ所属周防パトラさんのオタク、しいたけさん(@s3atake)にインタビュー!
前半は音楽系Vtuberについてがメイン、後半は周防パトラさんについて熱く語っていただきました!それではどうぞ!
今回のオタク紹介
ーーーほとんど初めましてということで、まずはしいたけさんがどんなオタクなのか聞かせていただけますか?
しいたけ:10年前から秋葉原mograで遊んでいます。所謂アニソンRemix系のイベントに好んで通っている感じです。
アニソンRemixが爆発的に増加したのはSoundcloudからだと思いますが、自分は2007年頃のニコニコ動画の"アニソンアングラRemix"タグを全部チェックするようなオタクでした。
ーーーそれ以前からクラブミュージックを聞いていました?
しいたけ:いえ、クラブミュージック自体はニコニコ動画からですね。それ以前はバンドをやってたりです。
秋葉原mograに通い出した頃から基本はアニソンRemixや、クラブミュージックメインのイベントに行っていました。秋葉原mograといえばアニソン原曲のイメージがあると思いますが、アニソン原曲のイベントに通い始めたのはここ2年くらいで、歌物のポップスの良さに目覚めてからですね。
ーーーその流れだともしかして「DENPA!!!/電刃」に行ってましたか?
しいたけ:DENPA!!!は実際足を運ぼうとは思いましたけど、行かなかったと記憶してますね。
ただその頃からずっとオタクミュージックRemix文化を追い続けています。途中から自分でもRemixを制作しています。
↓しいたけさんのSoundcloudリンク↓
Vtuberとの出会い、好きなVtuber
ーーーありがとうございます。自己紹介を頂いたところでVtuberの話題に入っていきますが、好きなVtuberと、推しているグループ、箱があれば教えて下さい。
しいたけ:好きなVtuberはハニーストラップの周防パトラさんです。推しているグループはハニーストラップ、箱としては774Inc.ですね。
ーーー早速周防パトラさんを掘り下げていきたいところですが、まずは外堀を埋める感じでVtuberとの出会いや、どの辺のVtuberを追っているかを聞かせてください。
しいたけ:初めてみたVtuberは、おそらくバーチャルのじゃロリ狐娘Youtuberおじさんですね。しかもYoutubeではなくニコニコ動画で見たのが初めてでした。時期としては2018年初頭だったと記憶してます。
ーーーVtuber四天王の一人ですね。私もねこますさん(のじゃロリさんの別名)は第一次Vtuberブームの流れに乗って見ていました。それだとのらきゃっとも見ていましたか?
しいたけ:のらきゃっとさんは現在まで見たことはないですね。
ーーーそうなんですか!ねこますさんとのらきゃっとのペアはある意味印象的だった(バ美肉のカップリング、専用タグがあるほど)ので、合わせて見ていないのは珍しい気がしますね。
しいたけ:当時はVtuberというコンテンツに対して、今ほどアイドル的、肉体的な要素中心ではなく技術的な視点で観察していたので、キャラクター性を重視していなかったからというのはあるかもしれませんね。
ーーーその後Vtuberを追い始めた形ですか?
しいたけ:いえ、そこまでではないですね。キズナアイ、電脳少女シロは認識して動画も視聴していましたが、チャンネル登録をして追っていくという概念もないようなレベルでした。ただその後に月ノ美兎がにじさんじからデビューした際に、彼女から否応なく感じる古のインターネット臭にはやられました。しばらく追ってしまいましたね。
ーーーわかります。一度でもVIPに浸った事のあるようなヲタクであるならば月ノ美兎に抗える人間はいませんよね。そういう点では清楚なんて言っていますが魔性の女であることは間違いありませんね。VIPPERキラーですよ。
音楽系Vtuberについて
ーーー今現在好きなVtuber以外でチェックしている方がいれば教えて下さい。
しいたけ:ここ一年は音楽系のVtuberをチェックしています。”歌ってみた”の文脈からではなく、どちらかと言えば前述したアニソンRemixからの文脈から派生したコンポーザーを起用してオリジナル楽曲を発表しているような方々です。
きっかけは【ネオンライト 星宮とと×TEMPLIME】という楽曲に出会ったことですかね。
2019年3月頃、TwitterのTLにRTでSoundcloudのリンクが流れてきて、それがネオンライトでした。仲の良いトラックメーカーがこぞってシェアしていて自分も聴きました。その後M3でリリースされたあとステム(ドラム、ベース、うわもの(伴奏系)、ボーカル等がバラのデータ)が公開され、またたく間にネオンライトのRemixが100件以上インターネットに産み落とされるのを見て、新たなムーブメントの始まりを目の当たりにしましたね。
ーーーネオンライトといえばネオンライト構文もTwitterで話題になりましたよね。
ネオンライト構文
— 星宮とと 新曲 Berry Girl🍓 (@hoshimiya_toto) 2020年4月17日
(Flanger FX)(ネオンライト イントロ)行け行け行け行け!行け行け行け行け!オイオイオイオイオイ!オーーイ!FOOOOOO おいリワインドしろリワインド!リワインドしろ(リワインドする音)FOOOOOイエイエイエイエイエイFOOパーッパパパーパッパパッパーパッパッパー(イントロ合唱)
ネオンライトコピペが生まれたのが #RIP0526 なせいでVのオタクにRIPがVイベントと思われてるっぽいけどRIPはGarage/Basslineのイベントですよ、めちゃくちゃいい音楽イベントなので配信見てくださいね
— COCOA*☕️ (@v_cocoa_) 2020年5月20日
ーーー近年Vtuberによるメジャーリリースも増えてきましたよね。音楽系のVtuberの台等はニコニコ動画時代にあった初音ミクの広がりと似たものを感じますが、Vtuber自体を企業が経営しているということで初めからプロに制作を依頼していること、音楽制作者がアニソンRemix文脈からプロになったような人物が多いこと、それによるインターネットとの親和性、媒体がYoutubeに変わったことなど、数多くの要素が絡まり合い初めからオーバーグラウンド感があります。そしていずれの要素もクオリティが担保される結果になっていますよね。
しいたけ:今年の4月に初音ミクで有名になったkz(livetune)さんのインタビューがあがっていて、そこで「2008年〜2018年まで10年かけて作ってきたインターネットダンスミュージックとアニソンRemix文化が、2018からたった2年でVtuberが追いついてしまった」と話しているのを読みました。
ーーーそれは近頃言われているVtuberの時間軸が現実の何十倍も速く過ぎていくと言われていることに関係していますか?
しいたけ:それもあるけど、mogra周辺でやってきたインターネットダンスミュージック、アニリミ、ボカロ等のサブカルチャー全体の下地を、10年間かけて作ってきたことがVtuber文化によって一気に開花しているということだという趣旨で書かれていました。詳細はkzさんのインタビューをみていただければと思います。
ーーーkzさんが言及するまでの広がりがあったとは知りませんでした。
それではオススメの音楽系Vtuberと楽曲を3名ほどあげていただけますか?
しいたけ:1つ目はBOOGEY VOXXというゾンビ2人組ユニット。ラップ担当フランケンシュタインのFra、ボーカル担当キョンシーのCi からなるユニットで、日本語ラップのカバーをしていたり、IOSYSのD.wattさんがトラックを提供しています。そのD.wattさんが手掛けたD.I.Y.という曲がオススメです。
【MV】D.I.Y. / BOOGEY VOXX (Prod by D.watt)
二人目はやはり星宮ととさん。ネオンライト以外だと純粋という曲が好きです。VIPバージョンがオススメです。
3人目紡音れい
【VitrtuaREAL.01収録曲】DANCE is the answer / 紡音れい Short ver.
ーーー我々で言えばmogra明けのすしざんまいってことですかね、イイねね…(略)が気になる音楽系Vtuberとしてsomuniaさんがいるのですが、分かる範囲で教えていただいていいですか?
しいたけ:星宮ととさんも同様ですが、somuniaさんは動画や配信をせず、バーチャルアーティストとして活動している方です。あくまで音楽活動がメインで、バーチャルという肉体でもって活動しています。彼女たちは基本的に通常のVtuberが行うような配信をせず、音楽のリリースという表現形態を取っています。トラックメーカーやシンガーに近い形ですね。
ーーーご教授ありがとうございました。インターネットミュージックとVtuberの親和性は興味深いですね。
周防パトラさんへの思いは後半にて!
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